CONFLEX Interface マニュアル

ダイアログ

Molecule Boxダイアログ

開いているファイルのリストが表示されます。
表示されている分子ファイル名にマウスカーソルを合わせ数秒待つと、ファイルのフルパスが表示されます。
ツールバーアイコンは、それぞれメニューの項目に対応しています(後述)。
二段目に表示されているプログレスバーは、大きなファイルの読み込みや分子軌道の作成など、長い処理の際に使用されます。

Molecule Box

Property Boxダイアログ

開いているファイルのプロパティが表示されます。
開いたファイル種類によって、表示は変わります。 図は、振動の表示例です。結晶探索結果のファイルの場合、ヘッダーをクリックすることにより、ソート可能です。

Property Box

Object inspectorダイアログ

分子の選択状態に従って、ファイルや原子・結晶の情報を表示します。
図は、原子をクリックした時のものです。

Object Inspector

Summary Listダイアログ

計算結果のファイルを開いた際に、計算概要などを表示するダイアログです。
例えば、CONFLEX配座解析後の場合は、配座リストを一覧表示します。

Conformers List

図の配座リストは、エネルギーの低い順に並んでいます。

Conformer No.
配座探索中に、見いだされた順番です。
Steric Energy
分子力場による立体エネルギー。
Relative Energy
最安定配座のエネルギーを0.0とした時の、相対エネルギー。
Distribution
配座立体エネルギーからのボルツマン分布での、存在確率。
Used Initial Structure
CONFLEX配座解析の出発構造として使用したかどうかの表示。「Search Limit」の範囲内が全て「Yes」となったら、探索終了。

結晶構造最適化後のbsoファイルを開くと、結晶に関する情報が表示されます。

Crystal Summary

Crystal Editorダイアログ

結晶構造表示画面に、結晶面をミラー指数h, k, lで指定して表示させることができます(右図)。 「+」アイコンをクリックすると、ミラー指数ダイアログが開き、各指数および面の表示色を指定して追加できます。 「ー」アイコンをクリックすると、選択した面を削除できます。

Crystal Miller
Crystal Editor

IR Plotterダイアログ

分子ファイル内に振動データが含まれている場合、それをスペクトルとして表示します。 スペクトルの拡大したい部分をマウスでドラッグして囲むと、拡大表示できます。 ダイアログ右上のルーペアイコンをクリックすると、ズームを元に戻したり、再ズームしたりする事も可能です。ズームイン、ズームアウトの比率は、ユーザーがそれまでに行った拡大・縮小の履歴に従って設定されます。

IR zoom in-out
対応フォーマット:
CONFLEX BSO, Gaussian FChkおよびGAMESS/Firefly計算のログファイル
Crystal Editor

UV/Vis Plotterダイアログ

分子ファイル内に電子励起データが含まれている場合、それをスペクトルとして表示します。
IR Plotterと同様な操作で、ズームイン&アウトが可能です。

UV Vis

UV CD Plotterダイアログ

分子ファイル(*.bso)内にUV CDデータが含まれている場合、それをスペクトルとして表示します。 CDスペクトルに加えて、UVスペクトルも上下に並べて表示されます。青い縦線は、上下のスペクトルを比較するための基準線として表示しています。この線は、マウスカーソルに追随して移動します。 他と同様に、スペクトルの拡大・縮小操作も可能です。

UV CD

NMR Plotterダイアログ

CONFLEXで行ったNMR 3JHHカップリング定数計算の結果を表示します。分子ファイルが保存されたフォルダー内にNMRデータが含まれているファイルが保存されている場合、自動的に読み込まれます。 プロッターウィンドウにはプロトンNMRのピーク形状が、選択されている水素原子に対して表示されます。目的の水素原子を、分子ウィンドウ内でマウスを用いクリックして選択してください。 他と同様に、スペクトルの拡大・縮小操作が可能です。

NMR Editor