純粋な(非ハイブリッド)DFT 汎関数を用いる計算で、クーロン項に対する密度フィッティングを有効化し、その挙動を制御します。密度フィッティング用の補助基底関数系は、ジョブのルートセクションでモデル化学の一部として指定します。組み込みの密度フィッティングセットについては、基底関数系の説明を参照してください。DenFit はこのキーワードの同義語です。
DensityFit を指定すると、対象のモデル化学で利用可能な場合にフィッティングセットが使用されます。ルートセクションで特定のフィッティングセットを指定しない場合、プログラムは指定した基底関数系に対応する標準フィッティングセットがあればそれを選び、なければ自動生成します。また、DensityFit を Default.Route に設定しておくと、ルートセクションで /Fit を明示していない関連計算にも暗黙的に適用されます。
NoDensityFit は、純粋な DFT 計算での密度フィッティングを無効にします。プログラムでは密度フィッティングはデフォルトでは無効なので、このキーワードは主に Default.Route で指定された DensityFit を打ち消すために用います。NoDenFit は NoDensityFit の同義語です。
ジョブのルートセクションにフィッティングセットの指定と NoDensityFit の両方が含まれている場合は、後者は無視され、密度フィッティングが使用されます。
オプション
Iterative
一般化逆行列を明示的に作るか、近似方程式を反復的に解くかを制御します。通常はこちらがデフォルトですが、ADMP と PBC では NonIterative がデフォルトです。
InvToler=N
フィッティング行列の一般化逆行列を作る際に、非自明な固有値に対するしきい値を 10-N に設定します。
Convergence=N
フィッティング方程式を反復的に解く場合の収束基準を 10-N に設定します。これは Iterative を暗黙に含みます。デフォルトは ADMP では 10-6、BOMD では 10-9 です。
Coulomb
フィッティング法で用いるメトリックとして Coulomb を指定します。これがデフォルトです。
Overlap
フィッティング法で用いるメトリックとして Overlap を指定します。デフォルトは Coulomb です。
JNormalization
読み込んだ密度基底が、クーロン正規化に対応する収縮係数を持つことを指定します。これがデフォルトです。
AONormalization
読み込んだ密度基底が、AO(オーバーラップ)正規化に対応する収縮係数を持つことを指定します。デフォルトは JNormalization です。
適用範囲
純粋な(非ハイブリッド)汎関数を用いる DFT 計算にのみ適用されます。